最近クロワッサン食ってないな。
Posted by croissant - 2007.09.01,Sat
世界に名だたる超ロングセラー・ファンタジー。
普通ロングセラーと言えば、世界名作文学とか、
たとえばハムレットやらファウストやらなんだろうけど、
そんなものとは格が違う、しかも「ファンタジー」…
『旧約聖書』
これしかない。
史実だと思っているような厚顔な人はいないと思うが…
そもそも、旧約聖書はユダヤ教の正典だったが、
その派生宗教といえるキリスト教でも正典だし、
イスラム教でも正典に近い扱い(詳しくはしらない)になってる。
つまり、このファンタジーの直接影響下にある地域というのは、
欧米・中近東など全世界のかなりの部分になるわけだ。
われわれ日本人にはあまりなじみのない話ではあるけど、
今回読んだ『創世記』なんかはかなり有名な話ばかりだし、
まあちょっとアレだが、エヴァンゲリオンとかあったしね
(Neon Genesis: 直訳すると新・創世記って感じか?アレも10年以上前か…)。
そういうわけで、聖書起源の話題は実はごまんとあるわけで、
これを知らずして世界を語ることなかれ…いや、語る必要はないが…
まあ、知っておいたほうがいいことは多いだろうな。
福音書だけ、というかマタイ読みとかでも十分な気もしないでもないが…
1. 天地創造
神は七日で世界を創造した。いや、正確には六日で、最終日は休んだ。
というわけで日曜日が休みになったんだと。
できればもうちょっと休んでほしかったな。
2. エデンの園
創世記中最も有名な話だと思うが、ここで天地創造と矛盾があるような、
ないような。
神はアダムの肋骨を取り出してエヴァを創造したとあるが、
天地創造時には男も女も創造している。
というかそもそも、エデンの園を作ったこと自体、
天地創造とかぶってないか?まあ、そんなのこれに限った話じゃないしな…
3. カインとアベル
カインがアベルを殺る。っていきなり殺伐とした話だな。
4. ノアの箱舟、大洪水
これも有名な、箱舟にあらゆる動植物をつがいでのせるってやつ。
洪水以外だと、ノアは飲んだくれて、素っ裸で眠りこけているところを
息子に目撃されるとかいう話があったりする。
5. アブラム→アブラハム
アブラハムには7人の子?そんな歌あったよね。
面倒だから数えてないが。
奥さんのサラ(サライ)は不妊で、エジプト人侍女?に子供を作らせる。
結構えげつない話だ。
6. ソドムとゴモラ滅亡
滅亡を逃れたロトとその家族は山奥に逃れる。
ロトの娘達は、父に酒を飲まして交わる計画を立て、即座に実行に移す。
なんというおそろしい話…
初回読んだときにはここが一番印象に残ったな。
7. イサク
イサクはアブラハム100歳時の子供ってことで…
奥さんは90歳て…あれ?不妊の話はどうしたんだ?
(神は全能なのです)
ちなみにアブラハム・イサク親子はことあるごとに自分の妻を
「妹です。」とか言ってるのが笑えた。
8. ヤコブとエサウ
ヤコブは母親の計略でエサウを装ってうんたらかんたら…
創世記の女性は悪役が多いな。
イスラエルというのはこのヤコブのことらしいね。
9. ヨセフ
兄弟に陥れられてエジプトへ売られ、奴隷になる。結構悲惨。
しかし神の庇護の下にあるヨセフ。
後半兄弟と立場が逆転しちゃったりなんかして。
ここらへんは、創世記の結論としてはうまくできあがってる感じがする。
ほんと、ご都合主義というかなんというか…まあファンタジーだから。
罰当たりなことこの上ない。
普通ロングセラーと言えば、世界名作文学とか、
たとえばハムレットやらファウストやらなんだろうけど、
そんなものとは格が違う、しかも「ファンタジー」…
『旧約聖書』
これしかない。
史実だと思っているような厚顔な人はいないと思うが…
そもそも、旧約聖書はユダヤ教の正典だったが、
その派生宗教といえるキリスト教でも正典だし、
イスラム教でも正典に近い扱い(詳しくはしらない)になってる。
つまり、このファンタジーの直接影響下にある地域というのは、
欧米・中近東など全世界のかなりの部分になるわけだ。
われわれ日本人にはあまりなじみのない話ではあるけど、
今回読んだ『創世記』なんかはかなり有名な話ばかりだし、
まあちょっとアレだが、エヴァンゲリオンとかあったしね
(Neon Genesis: 直訳すると新・創世記って感じか?アレも10年以上前か…)。
そういうわけで、聖書起源の話題は実はごまんとあるわけで、
これを知らずして世界を語ることなかれ…いや、語る必要はないが…
まあ、知っておいたほうがいいことは多いだろうな。
福音書だけ、というかマタイ読みとかでも十分な気もしないでもないが…
1. 天地創造
神は七日で世界を創造した。いや、正確には六日で、最終日は休んだ。
というわけで日曜日が休みになったんだと。
できればもうちょっと休んでほしかったな。
2. エデンの園
創世記中最も有名な話だと思うが、ここで天地創造と矛盾があるような、
ないような。
神はアダムの肋骨を取り出してエヴァを創造したとあるが、
天地創造時には男も女も創造している。
というかそもそも、エデンの園を作ったこと自体、
天地創造とかぶってないか?まあ、そんなのこれに限った話じゃないしな…
3. カインとアベル
カインがアベルを殺る。っていきなり殺伐とした話だな。
4. ノアの箱舟、大洪水
これも有名な、箱舟にあらゆる動植物をつがいでのせるってやつ。
洪水以外だと、ノアは飲んだくれて、素っ裸で眠りこけているところを
息子に目撃されるとかいう話があったりする。
5. アブラム→アブラハム
アブラハムには7人の子?そんな歌あったよね。
面倒だから数えてないが。
奥さんのサラ(サライ)は不妊で、エジプト人侍女?に子供を作らせる。
結構えげつない話だ。
6. ソドムとゴモラ滅亡
滅亡を逃れたロトとその家族は山奥に逃れる。
ロトの娘達は、父に酒を飲まして交わる計画を立て、即座に実行に移す。
なんというおそろしい話…
初回読んだときにはここが一番印象に残ったな。
7. イサク
イサクはアブラハム100歳時の子供ってことで…
奥さんは90歳て…あれ?不妊の話はどうしたんだ?
(神は全能なのです)
ちなみにアブラハム・イサク親子はことあるごとに自分の妻を
「妹です。」とか言ってるのが笑えた。
8. ヤコブとエサウ
ヤコブは母親の計略でエサウを装ってうんたらかんたら…
創世記の女性は悪役が多いな。
イスラエルというのはこのヤコブのことらしいね。
9. ヨセフ
兄弟に陥れられてエジプトへ売られ、奴隷になる。結構悲惨。
しかし神の庇護の下にあるヨセフ。
後半兄弟と立場が逆転しちゃったりなんかして。
ここらへんは、創世記の結論としてはうまくできあがってる感じがする。
ほんと、ご都合主義というかなんというか…まあファンタジーだから。
罰当たりなことこの上ない。
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Posted by croissant - 2007.07.08,Sun
読み出すしばらく前から気になっていたが、やはり手を出してしまった。
この西尾維新という作者、現在24歳らしい。
若いねえ…
いわゆるライトノベルだけど、要素としては一応ミステリ色が強いかな。
最大の謎は主人公であり語り手である者の名前がわからないということだろうな…
結局最後まで明らかにならず、ネットでもかなり考察が行われたようだが、
決定的なものはいまだないらしい。
これも含めて、結果的に読者を翻弄するような書き方になっているのが多いところは
あまり好きじゃないな。
かといって面白くないわけではないが…
ライトノベルって大体そうなのかもしれないが、リアリティという点では極めて
逸脱しているので、他の探偵ものなんかと同列に扱うのは難しい。
裏社会的な部分はかなり壮大で、これに関してはかなり詳細な部分まで記述があり、
外伝とかもあるらしい。
登場人物に関しては、出てくるのはすべて変人、物言いというか口調がおかしい
奴がほとんどで、端的に言うとキモいが…
方向性としては極めてマンガ的だね、これは。
そのうちアニメ化とかされそうな気もするが、語り手の思考描写がやたら多いので、
アニメにしてもあまり面白くなさそうな気もする。
むしろマンガにしてみたら面白いんではなかろうか。
この西尾維新という作者、現在24歳らしい。
若いねえ…
いわゆるライトノベルだけど、要素としては一応ミステリ色が強いかな。
最大の謎は主人公であり語り手である者の名前がわからないということだろうな…
結局最後まで明らかにならず、ネットでもかなり考察が行われたようだが、
決定的なものはいまだないらしい。
これも含めて、結果的に読者を翻弄するような書き方になっているのが多いところは
あまり好きじゃないな。
かといって面白くないわけではないが…
ライトノベルって大体そうなのかもしれないが、リアリティという点では極めて
逸脱しているので、他の探偵ものなんかと同列に扱うのは難しい。
裏社会的な部分はかなり壮大で、これに関してはかなり詳細な部分まで記述があり、
外伝とかもあるらしい。
登場人物に関しては、出てくるのはすべて変人、物言いというか口調がおかしい
奴がほとんどで、端的に言うとキモいが…
方向性としては極めてマンガ的だね、これは。
そのうちアニメ化とかされそうな気もするが、語り手の思考描写がやたら多いので、
アニメにしてもあまり面白くなさそうな気もする。
むしろマンガにしてみたら面白いんではなかろうか。
Posted by croissant - 2007.05.31,Thu
探偵の発言には、なぜかこのように名乗るだけのものが多い気がする。
しかしこれだけで探偵の人相が想像できてしまうから面白い。
ま、ハードボイルドだしな…
何が面白くて生きてるのかわからない探偵。
じゃあ私はいったい何が面白くて生きてるんだ?
…などと自問してみたり。
「やさしくなければ生きていく資格がない」を地でいく男、沢崎。
チャンドラーに心酔しているという原寮だけど、チャンドラーよりこっちのほうが…
新宿辺りを舞台にしたリアリティとか、邦訳の善し悪しもあったりするんだろうが。
チャンドラーを読み切れてないだけなのはわかるが、読む時期も大事だな。
こういうのが面白いと感じるようになってしまったのは、
ちょっとオッさんくさい気がするなあ…
しかしこれだけで探偵の人相が想像できてしまうから面白い。
ま、ハードボイルドだしな…
何が面白くて生きてるのかわからない探偵。
じゃあ私はいったい何が面白くて生きてるんだ?
…などと自問してみたり。
「やさしくなければ生きていく資格がない」を地でいく男、沢崎。
チャンドラーに心酔しているという原寮だけど、チャンドラーよりこっちのほうが…
新宿辺りを舞台にしたリアリティとか、邦訳の善し悪しもあったりするんだろうが。
チャンドラーを読み切れてないだけなのはわかるが、読む時期も大事だな。
こういうのが面白いと感じるようになってしまったのは、
ちょっとオッさんくさい気がするなあ…
Posted by croissant - 2007.05.15,Tue
宇宙モノ。
マンガとかアニメで知られてるっぽい「銀河英雄伝説」て、原作は20年以上前か…
いわゆる戦記もので、後世の歴史記述という形式なので、各勢力を均等に描いている。宇宙版三国志みたいな感じかな?
一方、星界シリーズは割と今風で、アニメから逆輸入みたいな感じか。しかしまあ、人工的な種族「アーヴ」が強大な帝国を形成とか、言語も設定があるとか…さすがに新しめだけあってバラエティに富んでいるね。
私はこっちの方が好きだな。
どちらにも言えることだが、宇宙モノによくある、異星人を登場させて自らの正義の実現に利用するというような陳腐な設定がない分、現実性というか信憑性というか…説得力がある気がする。
んーなんだろ。要は、もはや生きてはいないほど先の時代のプロトタイプというところか。
マンガとかアニメで知られてるっぽい「銀河英雄伝説」て、原作は20年以上前か…
いわゆる戦記もので、後世の歴史記述という形式なので、各勢力を均等に描いている。宇宙版三国志みたいな感じかな?
一方、星界シリーズは割と今風で、アニメから逆輸入みたいな感じか。しかしまあ、人工的な種族「アーヴ」が強大な帝国を形成とか、言語も設定があるとか…さすがに新しめだけあってバラエティに富んでいるね。
私はこっちの方が好きだな。
どちらにも言えることだが、宇宙モノによくある、異星人を登場させて自らの正義の実現に利用するというような陳腐な設定がない分、現実性というか信憑性というか…説得力がある気がする。
んーなんだろ。要は、もはや生きてはいないほど先の時代のプロトタイプというところか。
Posted by croissant - 2007.04.10,Tue
今回は意外なところをついてみよう。
以前本屋でカバーのイラストが気に入って、買ってみた。
7冊ぐらいあったが、場面切り替えが早くてマンガみたいだったからすぐ読み終った。
終盤に面白い真実というか、趣向があってかなり記憶に残っていたが、
コレを持ち出したのはアニメ化されたのをみたから。原作の映像化鑑賞第二弾かな。
少女マンガというものは全く読んだことないが、原作のイメージはそんな感じで、
映像化もその路線は同じ。
なんというか、タカラヅカ的な雰囲気が支配している感じかな?
この時点でかなりの抵抗感だが…
全体的に主要人物が際立ち過ぎで、ある意味では再現性が高いとも言えるが、
脇役の影が薄くて物足りない。
あくまで主観だが、ストーリーとしての結論をねじ曲げる、それも一番重要な
部分を完全に省略しているのはいただけない。
時間の都合もあるだろうが、これはミスリードと言えるかもしれない。
まあそれ以上に、原作を知らないと理解できそうにない部分が多すぎる。
いろいろ手を出して失敗している感じがする。
当たり前の話だが、原作がどうあろうと映像化はビジュアル重視。
なんか頭痛が痛いみたいな表現だが…
やはり活字と映像では目指すところは全く違うということか。
…原作者の他の本でも読んでみようかな。
以前本屋でカバーのイラストが気に入って、買ってみた。
7冊ぐらいあったが、場面切り替えが早くてマンガみたいだったからすぐ読み終った。
終盤に面白い真実というか、趣向があってかなり記憶に残っていたが、
コレを持ち出したのはアニメ化されたのをみたから。原作の映像化鑑賞第二弾かな。
少女マンガというものは全く読んだことないが、原作のイメージはそんな感じで、
映像化もその路線は同じ。
なんというか、タカラヅカ的な雰囲気が支配している感じかな?
この時点でかなりの抵抗感だが…
全体的に主要人物が際立ち過ぎで、ある意味では再現性が高いとも言えるが、
脇役の影が薄くて物足りない。
あくまで主観だが、ストーリーとしての結論をねじ曲げる、それも一番重要な
部分を完全に省略しているのはいただけない。
時間の都合もあるだろうが、これはミスリードと言えるかもしれない。
まあそれ以上に、原作を知らないと理解できそうにない部分が多すぎる。
いろいろ手を出して失敗している感じがする。
当たり前の話だが、原作がどうあろうと映像化はビジュアル重視。
なんか頭痛が痛いみたいな表現だが…
やはり活字と映像では目指すところは全く違うということか。
…原作者の他の本でも読んでみようかな。