最近クロワッサン食ってないな。
Posted by croissant - 2007.04.03,Tue
この本を読むのは確か3回目だったと思う。
初めてドストエフスキーを手にしたのは10年以上前だな…
最初は例によって、「罪と罰」を読んで以来もう虜になっている感じ。
この度新訳が出ていたので、改めて読み始めたというところ。
まだ全部出てないが。
この訳はかなりいいんじゃないかな。ロシア語原典は読めないので知らないが、
かなり自然な日本語になってるね。
学生の頃よく、ドストエフスキーを周囲の人間に薦めまくっていたが、
大抵はなにか重厚な感じがして馴染めないらしい。
また、特にロシアという国が、ギリシア正教・ロシア語・広大な領土等、
我々からすると想像しにくい要素が多くて、そういうものが文章中にあらわれると
何か異質なものを感じるのも馴染めなかった要因かもしれない。
そして奇妙な人物描写。こんなやついるわけねー、と言いたくなりそうな
登場人物の数々。ほとんど全員がそのような感じを持っているな…
「事実は小説より奇なり」とは誰が言ったんだっけ…まあそんな感じもするが、
この小説に限ってはきわめてリアリズムで、事実に近い書き方をしている
から、その言葉が当てはまらないようでもあり、当てはまるようでもあり…
不思議な感じがする。
この「カラマーゾフの兄弟」は続編が計画されていて、ついに出ることなく
著者がこの世を去ったという話があるけど、これの続編に挑戦するような猛者は
いないんだろうな…
奥深いところでは一生かかっても理解できないんだろうな…という疑念やら確信
やらを持たされはするけど、やはりこれ以上のものはちょっと想像できないな。
著者がとんでもない奴だったからよかったものの…
初めてドストエフスキーを手にしたのは10年以上前だな…
最初は例によって、「罪と罰」を読んで以来もう虜になっている感じ。
この度新訳が出ていたので、改めて読み始めたというところ。
まだ全部出てないが。
この訳はかなりいいんじゃないかな。ロシア語原典は読めないので知らないが、
かなり自然な日本語になってるね。
学生の頃よく、ドストエフスキーを周囲の人間に薦めまくっていたが、
大抵はなにか重厚な感じがして馴染めないらしい。
また、特にロシアという国が、ギリシア正教・ロシア語・広大な領土等、
我々からすると想像しにくい要素が多くて、そういうものが文章中にあらわれると
何か異質なものを感じるのも馴染めなかった要因かもしれない。
そして奇妙な人物描写。こんなやついるわけねー、と言いたくなりそうな
登場人物の数々。ほとんど全員がそのような感じを持っているな…
「事実は小説より奇なり」とは誰が言ったんだっけ…まあそんな感じもするが、
この小説に限ってはきわめてリアリズムで、事実に近い書き方をしている
から、その言葉が当てはまらないようでもあり、当てはまるようでもあり…
不思議な感じがする。
この「カラマーゾフの兄弟」は続編が計画されていて、ついに出ることなく
著者がこの世を去ったという話があるけど、これの続編に挑戦するような猛者は
いないんだろうな…
奥深いところでは一生かかっても理解できないんだろうな…という疑念やら確信
やらを持たされはするけど、やはりこれ以上のものはちょっと想像できないな。
著者がとんでもない奴だったからよかったものの…
PR