歯科医

日曜から猛烈に歯が痛みだしたため、先日歯科医へ行った。
かの名探偵をも怯えさせるほどに歯科医は恐ろしいもので、やはり私もびびりまくっていた。
今日は初回だから適当に薬でも盛って終わりだろう、とタカをくくっていたが…
「コレは結構ひどいですねえ～」
「洗浄してから神経とることになりますねえ～」
「今日はまず洗浄しますね～」
語尾をやたら間延びさせて話す歯科医…なんか子供扱いされてないか…

しばらく待たされてボーっとしていたら不意に歯科医が現れ、
「やっぱり削ることにしますね～」

いや、待て。今日はもういい。ていうか「やっぱり」て何。まだ心の準備がぁぁぁ…

チュイーン…
チュイーン…
チュイーン…

「痛い時は我慢しないで左手挙げてくださいね～」

すぐさま挙手。

チュイーン…
チュイーン…
チュイーン…

オイ！アンタ見てないだろ！

「もう少しで終わりますから我慢してくださいね～」

我慢するなとかしろとか、どっちよ。


こうして地獄の一時間が終了したのだった。